「抗癌剤治療で痩せていく親の姿…」あなたはどうしますか?


 
親が癌の治療をしています。

今は自宅で何とか過ごしていますが
二度目、三度目の入院治療を繰り返しています。

毎回抗癌剤の副作用で食欲がなくなり
吐いたり毛が抜けていきます。

だんだん痩せていく親を見ていると
本当にこれでいいのかわからなくなります。

行きたいところに行く体力もなく
年なので特別やりたいこともありません。

毎回入院に付きそう家族も大変で
ストレスになっていることもあります。

決して良くなっているように見えないんですが。

医師から治療を進められると
本人はまた入院治療しようとします。

本当にこれでいいのだろうか?と迷います。。。

 

 

あなたなら、自分の親にどんな対応をしますか?

抗癌剤の副作用で
体力が失われていくのがわかります。

生きるために治療をしているのか
治療するために生きているのかわからないような生活。

抗癌剤によって病気がつくられている
とも言われています。

だけど必死に治療しようとしている親を
止めることもできませんね。

 

 

今はインターネットや本で
薬剤の真意が問われる記事をよく見かけます。

でも今の高齢者にはそういった知識がありません。

お医者さんに従うのが正しい
お医者さんがきっと治してくれるー

それが高齢者の社会的一般常識なのです。

今更それをくつがえすことはできない。

薬剤の真意を知ったところで
治療に費やした体力や時間やお金を
取り戻すことができないからです。

ならば
本人の意向にしたがってあげることが最善。

本人が治療したいと言えば
それを応援し

本人が治療をやめたいと言えば
その気持ちを懸命に支えてあげること。

生きた時代が違うのだから、
私たちが両親にしてあげられるのは
それが精一杯の愛情です。

 

 

なぜ本人は、そうまでして
治療をするか考えたことがありますか?

死ぬことが恐いからです。

自分が生きた価値を
自分で認められないから
死が恐怖なのです。

周囲ができることはー

「お父さん(お母さん)が
頑張ってくれたから今の私がいる」

「お父さん(お母さん)のおかげで」

「いつもありがとう」
と言葉で伝えてあげること。

ときに、どれほど苦労をしてきたか
話を聞いてあげるといいでしょう。

家族が一丸となって
その人の人生を肯定してあげること。

するとね?

本人は(これで良かったんだ…)と
自己価値を持つことができます。

そして死が恐怖でなくなっていきます。

本当に治療が必要か?と考え、
自分で選択できるようになるかもしれません。

 

 

迷いますね。
親の苦しむ姿を見てしまったとき。

子供としては見たくないものです。

お金や物や出世、
贅沢な暮らしが幸せだと思ってきた世代の
哀しい老後かもしれません。

今の時代を生きる私たちは
違う生き方をしたいですね。

 

 

 
山咲凛子 1967年生まれ
Wellnessナース/NLPマスタートレーナー
看護師22年、コミュニケーションスクール主任講師10年。女性が自分らしく生きるためのコーチングや起業支援の経験を活かして、健康/予防を目的に個人活動を行う。受講生約400名、女性セラピストトレーナー150名育成、セッション数4000件から導き出した独自のセオリーを持つ。ナースサミット主催、Wellnessナースビジネスプログラム主宰。
主な情報は8年前から書き綴っている、看護師向け無料メルマガ【心と身体のStudyMail】にて。

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