「命が一つ誕生したとき、死が一つ誕生する」人間は自然と同じく循環する。

医療の役割は「救うこと」
その価値観に従ってとにかく救命・延命に尽くしてきました。
ですが延命が必ずしも幸せに繋がらないと気づく人が増えてきました。
「ただ、生き長らえさせること」が誰も望まない不幸を生んでいることに、あなたも気づいていたのではないでしょうか。

 
江戸時代の日本には三大死因と言われるガンや生活習慣病(心疾患・脳血管障害)がありませんでした。
旧暦で生活していた日本人は世界で稀に見る健康体と、崇高な精神性を持ち合わせていたと言われます。
四季折々の植物や月の変化の中に、人類が存在していることを無意識的に分かっていたのではないでしょうか。
ゆえに死を過剰に恐れず悲しまず、自然の循環の1つとして命をとらえていたようです。

 
大切な命の扱い方。
救わなければならなかった命を技術によって救えるようになり、
救わなくてもいい命までも救うようになってしまったならば
次はその選択肢を持つ時代に到達しています。
だからこそ大切なWellness教育です。

 
私たち看護師がなぜ多くの人の最期の瞬間に立ち会っているか?
その意味を考えたことがありますか?
もし大いなる何かから、私たちに特別与えられた役割があるとすれば何でしょうか。
物事はそれ自体が良い・悪いと判断するために起こるのではなく、その出来事に意味を見出すことに価値があります。

 

看護師の体験や想いを語ることが社会の風潮を変える

病院で看護師が日々経験していることは、病院以外でほとんど知られていません。
通常は死ぬ瞬間に立ち会うことも、命について考える機会がもなく、両親や身近な人に危機が迫ったとき初めてぶち当たる問題です。
突然のことで、死の意味さえ考えたことがない人に冷静な判断を迫ることの方が無理かもしれません。

 
「先生にお任せします」「なんとか命だけは救ってください」「一日でも長く生きていてほしい」
日本人の医療信仰、医療知識の低さは、私たち医療者がつくり上げたものであり、私たちに責任があります。
また過剰なほどの承認欲求が、過剰な延命治療や、死に対する過剰な恐怖心になり、生き方そのものが問われ始めています。
予防は過去~現在~未来という時間軸でひとりの人をとらえ、治療と真逆の位置で関わります。

 

これからの看護師は語りべであること

看護師が病院で見たこと、経験したこと、想いを、わずかに話すだけで社会にとっては資源になり得ます。
「考える機会」を持っていただくことができるからです。
これだけ西洋医学が発展したのに、これだけ多くの人がガン告知を受けていることに対して考えたことがあるでしょうか。
人間が自然の一部として循環しているなら、大自然の教えがここに在るような気がします。

 
それはもう、医療だけの枠組みでは解決できないような、人類・自然・科学・宇宙の力を借りて人類の在り方を見直すべきときかもしれません。
私たち看護師は文章力や表現力を磨き、人材育成の力を高めて、社会の中心的価値問題に関わる教育者を目指すべきなのです。
理想の生き方と考える機会を提供していくことが、社会を変える。
きっとこれから、日本の看護師が世界を健康にするだろうと思います。

 

病院の壁を超えて命について語ろう

助産師と看護師が語る「命の再定義」
(日本ナースオーブのホームページに切り替わります)
  ↓
第1回2018年4月
無縁化で失われる死生観、分野を超えて分かち合う「絆づくり」

 

 

 

 

第2回2018年6月
「命の再定義トークライブ」過去の絡まった糸が解けていくような感覚。

 

 

 

 

2019年6月22日東京・赤坂インターシティコンフィレンスにて
「ナース大会議:死生観について語ろう」開催します。
あなたの意見をお待ちしています♪

 

 
山咲凛子 1967年生まれ
Wellnessナース/NLPマスタートレーナー
看護師22年、コミュニケーションスクール主任講師10年。女性が自分らしく生きるためのコーチングや起業支援の経験を活かして、健康/予防を目的に個人活動を行う。受講生約400名、女性セラピストトレーナー150名育成、セッション数4000件から導き出した独自のセオリーを持つ。ナースサミット主催、Wellnessナースビジネスプログラム主宰。
主な情報は8年前から書き綴っている、看護師向け無料メルマガ【心と身体のStudyMail】にて。

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